大手音楽教室と個人音楽教室の徹底比較(初心者の場合)

比較項目 有名大手音楽教室 個人音楽教室 当音楽教室
※「ピアノ教室」「大人」でグーグル検索をした上位10箇所の音楽教室を調査した結果です。
※入学金、月謝は、大人の料金(外税計算)です。子供の場合はもっと低額です。
入会金 10.000円 0〜10.500円 10.000円
月謝 月4回/30分、もしくは月2回/60分換算。120分あたりの料金
一般講師 14,000円
講師による差は無い
5,000円〜 在籍していません
実績講師 10,000円〜40,000円 14,000円
※一般の講師と名門音楽大学出身、留学経験、実績のある講師と料金を変えているところが多い。
施設費・設備費 5,000円前後 ない
月にかかる総額 約19,000円 5,000円〜40,000円 14,000円
上達に伴う値上げ ある ない場合が多い ある
レッスン回数 年間40〜44回 年間48回で調整が利く 完全自由
※大手は月謝制なので、お盆休みなどでレッスン数が少ない月でも指定額を支払う。
好きな曲 選べない 選べる教室しか聞いた事がない 選べる
レッスン日程 固定(教室都合優先) 融通が利く(生徒さん都合優先) 毎月摺り合わせ
振替レッスン ない ある(回数限定の場合が多い) 必ず行う
夜間対応 していない しているところが多い 最終夜21時開始
発表会の有無 ある ないところが多い ある(ご披露会と含め2回)
発表会の規模 大規模なホールで開催 小規模ながら仕上げが丁寧 小規模ながら2回開催
先生の交代 すぐに応じてくれる 応じるが人数に限界がある
ピアノの設備 電子ピアノ、アップライト、グランドピアノ様々 グランドピアノ
スタジオ設備 防音スタジオ ほとんどが防音スタジオ 防音スタジオ
楽器の営業 自社製品の営業がある ない

大手音楽教室と個人音楽教室それぞれの長所短所

比較表では伝えきれない大手音楽教室と個人音楽教室の違い、それぞれの長所短所を記述しました。

料金はどちらが高いのか安いのか?

大手音楽教室は月謝以外に予想以上に施設費、設備費、教材費が別にかかります。
月謝自体は7、8,000円と表示していても、別途施設費等1,000〜3,000円、教材費が月あたり施設費と同額程度かかります。
大手音楽教室は、月謝以外に施設費など別途費用がかかり、個人音楽教室に比べ総額が高くなります。
さらに発表会費、グレード検定等年間費用が加算されます。
個人音楽教室は、仮に月謝が10,000円の表示であっても、別途施設費等をとるところはほとんどありません。(冬、夏のみ冷暖房費100円頂きますと言うのは見た事があります。)
個人音楽教室に人気が集まるのは、月謝以外に施設費など別途費用がかかる大手音楽教室に比べてレッスンにかかる総額が安くなるからです。
教室毎の料金コストを調べたいのであれば、月謝ではなく、月にかかる料金の総計で比較すると良いと思います。

料金提示の明瞭さ

大手音楽教室はそんな高額な別途費用の記述を、ホームページで月謝料金一覧を確認しても、一番下に一行のみ書いてあったりします。
さらに一覧表にはグループレッスンの月謝が表示され、一番下に個人レッスンの場合は+いくらかかると一行のみ書かれていたりします。
大手音楽教室は、初めに表示した金額以外に別途料金が発生するという案内が不親切な傾向にあります。
別途料金を含めると高めである上に、月に総計いくら料金がかかるのかが不明瞭です。
個人音楽教室は、別途料金がかからないことを生徒さんに伝えんたい教室がほとんどです。
月謝として表示した料金以外かからない場合がほとんどです。

大手音楽教室はお盆休みなどでレッスン数が少ない月でも同額支払う。

大手音楽教室は、レッスン実施回数が提示回数に充たない月であって同額支払います。
お盆お正月で実施回数が4回のところ、3、2回になる月であっても支払う月謝料金+別途料金は同じです。
個人音楽教室は、月レッスン実施回数が充たない場合はその分を返金する(もしくは初めからとらない)場合がほとんどです。
1レッスンにつきいくらなのかがはっきりしています。

日程変更などの融通がどこまで効くのか?

個人教室は、全般に融通が利きます(生徒優先)
振替レッスン可、時間変更可能、日程変更可、ぎりぎりになっての変更可、毎月のようにコース変更可、夜間対応可、選曲が自由と、生徒の要望は出来るだけ応じるという体制であるところがほとんどです。
大手音楽教室は、規定や規約に準ずるため融通がききません。(教室優先)
上記に上げた融通は全て利きません。(オーナーによっては特別配慮している教室もあるかもしれません)
ただし講師の交代は、個人音楽教室だと人数に限りがあるため応じたくても限界があります。
その点大手音楽教室は、講師人数が多いので交代には十分に応じてくれます。

発表会について

大手音楽教室は、大規模なホールで行えます。
個人音楽教室ですと、生徒が少なくて発表会が出来ないというところもあります。
発表会自体しないところも多くあります。
実際の大手音楽教室の発表会ではほとんど練習していないのではというような生徒さんも中にはいます。
個人音楽教室の発表会は小規模ながらも、一人一人しっかりと演奏出来るように指導している場合が多いです。
小規模であれば、一人一人への注目度は上がるわけですから、出る方もしっかり練習するだろうし、教える方も上手に演奏出来るように指導は熱心になるからです。
また大人の音楽教室では時間の負担を考慮して、あえて発表会をやらないという方針の教室もあります。

大手音楽教室を選ぶ理由

大手音楽教室と個人音楽教室と比較していくと、個人音楽教室であることのメリットの方が多く目立ちます。
しかし今も昔も多くの人が大手音楽教室を支持しています。
その理由をここでは挙げていきます。

  • 大手音楽教室はなんと言ってもブランド力があり安心感がある。
  • 生徒が大勢いるので、良い意味で競争心が湧いて上達しやすい。
  • 入学を断る、辞めると言い出す事に気兼ねする必要が無い。
  • 講師とのトラブルが起きた時、事務所が解決してくれる。
  • 経営悪化に伴う教室閉鎖、倒産する心配が無い。
  • 担当講師が結婚、出産等で長期休んだ場合、交代の講師がいないという心配がいらない。

これらは個人教室には無い大手音楽教室ならではのメリットです。
音楽教室を検討する上で、無料体験レッスンで自分と相性の合う先生であるかを確認することも重要です。

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